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子宮頸がん予防ワクチンの安全性 (平成22年9月28日 本会議一般質問より)


子宮頸がんは、遺伝などに関係なく、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が関与をしております。子宮頸がんのリスク要因としては、低年齢での初交、性的パートナーが多い、多産である、性行為による感染症などが報告をされており、平成20年には、国内で2,486名の方がお亡くなりになっております。
 近年、HPVの予防ワクチンが開発され、我が国では、グラクソ・スミスクライン社のサーバリックスが昨年の12月22日より一般の医療機関で接種できるようになっており、現在、全国の地方自治体で、サーバリックス接種への公費助成を表明する動きが広がっております。
 深刻な問題ながら予防への関心が低いため、検診の受診率が約20%と低迷し、対策のおくれが指摘をされており、ワクチンの普及は発症者を劇的に抑える可能性があり、期待されているところではありますが、頭に入れておかねばならないこともあります。
 まず、サーバリックスの長期的な効果については、海外の15歳から25歳までの776例を対象とした試験結果によりますと、平均追跡期間5.9年の時点では、その予防効果が最長で6.4年維持するということが確認されてはおりますが、この長期的予防効果の持続期間も、免疫維持期間も、いまだその確立には至っていないということであります。
 また、数百種類あるとされるHPVのうち、効果が期待できるのはHPV16型及び18型の2種類のみであり、これらが検出される子宮頸がん患者の割合が50%から70%までとかなり幅があるなど、つまり期待できる効果はかなり限定的であるということです。
 昨年10月14日、日本産婦人科医会記者懇談会で発表された子宮頸がん予防ワクチンの推奨に向けた提言の中で、厚生労働省がん対策推進室長の、長期のフォローアップデータがないうちに欧米ではなぜこんなに早く承認したのだろうかとの見解が紹介されてもいたようです。
 国会においても議論がなされております。我が党山谷えり子参議院議員が、ワクチンの長期的な効果、副作用の検証が十分でない中で、母乳や子宮頸部に与える影響の情報も当然十分でないと考えられるが、経年チェックの中で臨床データを今後どう集めていくのが適切と考えるかとの問いに対し、サーバリックスの臨床データについては、製造販売業者であるグラクソ・スミスクライン株式会社における追跡調査等により把握することとしているとの政府答弁のとおり、現時点では把握できていないと政府も認めておるのであります。
 また、このワクチンは、10代前半の女児への接種が最も効果的とされておりますが、通常の場合、性交がなければHPVには感染しないであろうことも覚えておかねばならないことです。
 今月6日の産経新聞に掲載された山谷えり子先生の論文では、
 このようにまだ疑問もある中で子宮頸がん予防パンフレットが次々と作製され、生徒向けのマンガ冊子もある。「セクシュアルデビュー前に」なる言葉が使われている冊子もあり、仰天した。セクシュアルデビューとは12歳くらいで初交があることを表現しているらしいが、「援助交際」と同じく、とんでもない言葉である。現代っ子たちの間で、"ワクチンを接種したから、もう子宮頸がんにならない。性交渉しても大丈夫"と勘違いの暴走が起きないだろうか。日教組やジェンダーフリー派たちが進めた過激な性教育の氾濫が子供たちに悪影響を及ぼした経緯を十数年以上にわたって調べてきた者として、危惧している。
 と御指摘されておられます。
 予防ワクチンの普及により、子宮頸がん発症者数を劇的に抑えられる可能性が期待はされますが、今後、その長期的な効果等に対する臨床データの蓄積も重要となってくると考えます。そこで、お尋ねします。がん対策の推進に当たっては、子宮頸がん予防ワクチンの安全性にも配慮して取り組む必要があると考えますが、見解をお聞かせいただきたいのであります。